ごあいさつ

医学部 研究科長 宮園浩平

平成 29 年度 文部科学省 「基礎研究医養成活性化プログラム」において,東京大学を申請大学,福島県立医科大学,順天堂大学を連携大学として「福島・関東 病理・法医連携プログラム『つなぐ』」が採択されました。

本プログラムの目的は「基礎医学を志す医師の減少に歯止めをかけるとともに,我が国の国際競争力を強化するため,各大学が連携し,キャリアパスの構築までを見据えた体系的な教育を実施する取組を支援することにより,病理学や法医学等の分野における基礎研究医の更なる確保や基礎研究の強化を図る」とされています。東京大学の本事業では,3大学の病理学,法医学分野の連携により,死因究明等推進計画(平成 26 年6月閣議決定)における死因究明等を担う人材,遠隔病理診断,ゲノム医学に強い病理医を育成し,福島,東京をつなぐ循環的地域支援型人材育成を目指します。

東京大学大学院医学系研究科の教育理念は「生命現象のしくみの解明,疾病の克服および健康の増進に寄与する最先端研究を推進するとともに,卓越した学識と高度な独創的研究能力を有する国際的リーダーを養成すること」,また東京大学のミッションの1つには「広く関係自治体とも相互に緊密な連携をはかるとともに,学術研究,人材の育成及び地域社会の発展に寄与する諸活動を実施する」があります。病理・法医連携による高度人材育成,病理医不足の福島県の支援を目的とした遠隔連携病理診断の人材育成,基盤構築は,まさに本大学院の教育理念および東京大学のミッションに合致するものであり、福島県立医科大学,順天堂大学と密な連携を図りつつ本事業の発展に努力していきたいと思います。

本事業に多くの大学院生が参加されることを祈念し,また優れた人材が多数輩出されることを期待しております。